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叢生(そうせい)
・”乱ぐい歯”と云われている歯並びです。”八重歯”なども
叢生の一種です。
・歯の幅は標準的な大きさなのに顎が小さい場合や、
逆に顎に対して歯の幅が大きい場合などに起こります。
・歯ブラシの毛先が届きにくいので、磨き残しが多く、
歯周疾患やムシ歯になりやすくなります。
すべての歯の横幅の総和と上下の顎骨の歯を並べるスペース
(歯列弓)の大きさの差をアーチレングス・ディスクレパンシー
(Arch length discrepancy;不調和)と云います。
この程度が大きい場合には、すべての歯を並べることが出来ずに、
抜歯治療(いずれかの歯を抜いて治療)をしなければなりません。
通常は、上下顎の前から四番目の歯(第一小臼歯)か、前から五番目の
歯(第二小臼歯)を抜いて治療することが多い(定型抜歯)のですが、
抜くのが大臼歯だったり、前歯であること(非定型抜歯)もあります。
過蓋咬合を伴う上下顎叢生
⇒治療経過も含む詳細な説明はこちらから
叢生を改善するために、上顎の両側犬歯と左側第一大臼歯の非定型抜歯を
行った症例です
初診時
治療終了時
叢生が改善して上下顎歯列がきれいな歯並びになっています
詳しい治療経過をご覧になられる場合は画像をクリックして下さい。
一方、ディスクレパンシーが小さい場合には、歯を抜かずに、すべての
歯を並べることが可能になります(非抜歯治療)。
また、子供の頃から、少しずつ上下の顎骨の歯を並べるスペースを拡大
すると、歯を抜かずに済むことが可能となる場合もあります。
そう考えると、早期からの治療(第一期治療)が有効なことがあります。
上下顎前歯部叢生(第一期治療+第二期治療)
⇒治療経過も含む詳細な説明はこちらから
初診時
第一期治療終了時
(治療開始8か月半後、これより第二期治療まで2年間経過観察)
第二期治療開始時
第二期治療終了時
この症例の詳しい治療経過をご覧になられる場合は画像をクリックして下さい。
ただ、歯を抜かずに無理やり並べることがいつも正しい選択ではあると
は限りません。それぞれの歯(並び)は、外側から接する口唇や頬と、
内側から接する舌の圧力などのバランスがとれた場所にだけ安定して
留まることが出来るのです。
無理やりに歯を並べるスペースを拡大することは、これらのバランスを
無視していることもあるのです。また、逆に、歯を抜いたからと云って、
バランスが整ったとも云えない場合があります。
従って、矯正治療後の歯並びがずっと安定しているということを目指す
のは非常に難しいことだと云えるのです。
なお、矯正歯科治療における偶発症としては、歯肉退縮、歯根吸収、
齲蝕のリスクなどが挙げられます。→ 一般的なリスク・副作用
種々の不正咬合の治療例はこちらからもご覧いただけます
●治療例一覧
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・口唇口蓋裂の矯正治療例一覧
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